透析室の特徴 人工透析について 当院では開設以来、慢性腎臓病の患者様のために人工透析治療を行っております。私たちは「やさしさと思いやりと気くばりを」の基本理念のもと、それぞれの病状に応じた人工透析の方法を選択し、患者さんが心豊かで元気に生活して頂くことを目指しております。 より高度な医療を提供できるように 近隣の専門医や基幹病院と連携を取りながら治療を行っております。医師、看護師、臨床工学技士、栄養士が一丸となって個々の専門性を活かし、安心で充実した医療を提供できるよう心がけています。 臨床工学技士より 慢性腎不全の合併症として、動脈硬化、慢性炎症、貧血、低栄養状態など、さまざまな問題が挙げられますが、特に動脈硬化は脳卒中や心血管疾患を起こす危険性が増すばかりでなく、下肢の血流障害を起こすことで歩行困難、寝たきりの原因にもなり、進行すると身体機能や生活の質を著しく損なう危険性があります。 定期的に観察を行い、早期発見・早期治療の取組みを行っております このような合併症を防ぐには透析液の十分な清浄化が必要不可欠であり、当院では各種学会が推奨する清浄化基準より更に清浄度の高い、超純粋透析液を使用しております。 人工透析を行う上で重要になるのがシャントの管理です。シャントは透析患者さんにとって、まさに命綱です。当院では毎回の透析時にシャントの状態を観察し、必要に応じて超音波検査や造影検査を施行することで、シャントの状態を良好に保てるよう心がけています。 シャント管理について詳しくはこちら 看護師より 私たちは透析が必要になっても、できるだけ自分らしい生活が送れるように、ご家族・地域の方々と連携して看護を提供しています。患者さんだけではなく、支えるご家族とも気持ちが通い合う関係を大切にして、「ここで透析を受けて本当に良かった」と思っていただける看護を目指しております。